大王松は、松の仲間の中でも特に目立つ存在ですよね。
その理由は、ただ木が大きいからだけではなく、葉の長さや松ぼっくりのサイズにもあります。
特に、他の種類とは比べものにならないくらい大きな松ぼっくりを見つけることができるんですよ。
最大で20cmにも達するそうなんですよね~。
さて、こんなに大きな松ぼっくりをつける大王松ですが、その実が成熟する時期や季節は一体いつなのでしょうか。
そして、その松ぼっくりを拾うのにベストな時期はいつなのかなぁと思いませんか?
今回の記事で触れているのはこんな内容です。
- 大王松の松ぼっくりが実る時期と季節は?
- 松ぼっくりが地面に落ちるのはいつ?
- 拾えるおすすめの場所はどこ?
大王松の松ぼっくりが実る時期
松ぼっくりは、マツ科の植物で見られる、雄花の先端に形成される成熟した実、つまり「果実」の一種です。
大王松の松ぼっくりが成熟するのは、大体10月から12月の間なんです。
春先、4月ごろに花粉が飛んで受粉すると、最初は小さな実ができます。
それが8月には茶色く変わり始めるんですが、この時点ではまだかなり小さいんですよね。
そして、冬を越えた後に大きくなり始め、翌年の10月から12月にかけて、立派な松ぼっくりに成長して、種を放つんです。
これらの松ぼっくりは、大きなもので25cmほどにもなり、種子も大きくて、羽根を含めると5cm程度になることもあります。
種子自体の大きさは約9mmということです。
では、これらの松ぼっくりがいつ地面に落ちるのか、というと、実は落ちる時期に明確なルールはないんですよね。
10月から12月にかけて種を放った後、松ぼっくりはいずれ地面に落ちる運命にありますが、1年以上木に留まっていることも少なくありません。
このように、松ぼっくりの生態は非常に興味深いものであり、自然界の多様性と複雑さを示しています。
でも、もし拾えるベストな時期を選ぶなら、11月から12月、そして2月から3月がおすすめですよ。
11月から12月
11月から12月にかけては、松ぼっくりが種を放った直後なので、木にたくさんついていることが多いです。
この時期に強風が吹けば、次の日には地面に大きな松ぼっくりが落ちていることもありますよ。
2月から3月
2月から3月にかけては、春一番の強い南風が吹くことがあります。
この風によって、種を放ち終えた松ぼっくりが落ちやすくなるんです。
「強風」をキーワードに、一年を通して松ぼっくりが落ちる可能性がありますので、風が吹いた後にはぜひ大王松の下を探してみてくださいね。
大王松の松ぼっくりを拾える季節
松ぼっくりが見つかるタイミングは一年を通じて様々ですが、特に春や夏にも見つけることができることがあります。
なぜなら、松ぼっくりが地面に落ちる具体的な時期は特定されておらず、特に風が強く吹く日には、松ぼっくりがより多く落ちる傾向にあります。
そのため、春の強風や夏の台風が過ぎ去った後は、松ぼっくりが地面に散乱する絶好の機会となることが多いのです。
松ぼっくりを拾える最も良い季節については、一般的には秋から冬にかけてが多くなります。
この時期には、多くの松ぼっくりが木から自然に落下しやすくなり、地面には豊富な松ぼっくりが見られるようになります。
これは、松ぼっくりがその年の種を放出し終え、その後は落下するだけを待っているためです。
したがって、秋から冬にかけては、松ぼっくりを拾い集めるのに最適な時期と言えます。
大王松の松ぼっくりをたくさん拾える場所
大王松の松ぼっくりを探すのに最適な場所は、やはり大王松が生えている場所です。
ただし、松ぼっくりは年によって収穫が少ないこともあり、またそのサイズのために多くの人々によって集められることがありますので、必ずしも簡単に見つかるわけではありません。
この情報を参考にしてください。
大王松の松ぼっくりにはときに鋭いトゲがあるため、注意が必要です。
※トラブルを避けるため、拾う前には管理者に許可を得ることをお勧めします。
海岸沿いのエリア
海の近く、特に道路沿いやビーチエリアの周辺では、風を防ぐ目的でマツの木がよく植えられています。
海からの風が強いため、松ぼっくりが地面に落ちやすく、拾いやすい状態になっています。
予想外の場所かもしれませんが、松ぼっくりをたくさん集めたい場合には、とてもおすすめのスポットです。
広々とした公園
自然がいっぱいの大きな公園では、さまざまな種類の木が植えられており、中でもマツの木を見つけることができるでしょう。
総合公園などでは、多様なマツが植えられていることがあり、異なる形状やサイズの松ぼっくりを見つける楽しみがあります。
公園での探索は、松ぼっくり収集だけでなく、新たな種類の発見にもつながるかもしれませんね。
神社や寺院
県名 | 場所 |
---|---|
福島県 | 安楽寺 |
栃木県 | 一万歩の森 |
群馬県 | ぐんま昆虫の森 |
東京都 | 新宿御苑、占春園、大塚公園 |
愛知県 | 豊川稲荷付近、のんほいパーク |
岐阜県 | とうしん美濃陶芸美術館、千本松原 |
三重県 | 上野公園 |
大阪府 | 服部緑地公園 |
京都府 | 大連寺、龍宝寺、仁和寺、東野公園 |
愛媛県 | 松山城 |
徳島県 | ウチノ海公園 |
鳥取県 | 打吹公園 |
山口県 | 常盤公園 |
福岡県 | 生の松原、頓田貯水池 |
佐賀県 | 虹の松原 |
宮崎県 | 総合運動公園 |
まとめ
大王松の松ぼっくりが成熟するのは大体10月から12月の間です。
それが地面に落ちる具体的な時期は定まっていませんが、11月から12月、そして2月から3月の風が強い日の後が特におすすめです。
大王松は、しばしば寺院や公園に植えられています。
松ぼっくりを集める前には、その場所の管理者に許可を得ることが大切です。
松ぼっくりは年中いつでも集めることが可能な果実で、公園や街路樹で頻繁に目にすることができます。
特に海岸沿いの防風林では、海から吹き付ける強い風のおかげで、多くの松ぼっくりが見つかりやすくなります。
そのため、海辺での松ぼっくり探しは特に楽しい活動と言えるでしょう。
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