街の公園や歩道に落ちている松ぼっくり、見つけたらついつい拾いたくなりますよね。
子どもたちも、見つけるとわくわくしながら持って帰るんですよね~。
工作に使えるって知って、ますます集めたくなりますが、そのまま使うのはちょっと待ってくださいね。
外見はピカピカしていても、中には意外と虫が隠れていることも…。
松ぼっくりを上手に処理して、邪魔な虫を追い払いましょうね!
簡単な松ぼっくりの処理法 - 煮沸するだけ! - 冷凍庫でカンタン処理 - 電子レンジでチンしてみましょう - 酢でキレイにできる?
気をつけたいポイント - アルコール消毒もアリ?
松ぼっくりの保管のコツ
処理方法のおさらい
松ぼっくりの下処理方法
松ぼっくりの下処理って、早ければ早いほどいいんですよね。
拾ったその日にやっちゃうのがベストです。
じっとしてると、湿気でちょっとしたトラブルが起きたり、虫が顔を出すこともあるかもしれません。
だから、数日中には手をつけておくことをお勧めしますよ!
まずは、松ぼっくりを選別するところからスタート。
選びながら、汚れをパパっと落としていきましょう。
選ぶときは、見た目が大事。
割れちゃってるものや、黒くなってる、汚れが目立つ松ぼっくりは、迷わずサヨナラしましょう。
人の手があまり触れていない自然豊かな場所で選ぶと、より綺麗な松ぼっくりに出会えるかもしれませんね。
トゲトゲしてる松ぼっくりもあるから、最初にちょっと手を加えておくと、後で痛い思いをしなくて済みます。
トゲがある部分は、はさみや爪切りでチョキチョキしておきましょう。
実は、爪切りが使いやすいんですよね。
選別とトゲ取りが終わったら、次は汚れ落としのターン。
松ぼっくりはよく開いて落ちているので、その隙間にいろんなものが挟まっているんです。
1.まずは、ブラシを使ってササッと汚れを払っておきます。
2.それから、水でザブザブ洗いましょう。水につけると、まだ残っていた汚れが浮いてきて、スッキリしますよ。
松ぼっくりの虫除け対策
松ぼっくりの基本の準備ができたら、次は虫除けのステップに進みますね。
処理のオプションには様々なものがあります:
- 沸騰させる
- 冷凍する
- 電子レンジで加熱
- 酢につける
- 水またはお湯に浸す
これらの方法を一つ一つ見ていきましょう。
松ぼっくりは、湿気を含むと閉じますが、きちんと乾かせば再び開きます。
松ぼっくりの沸騰処理
必要なもの:
沸騰処理の手順:
1.鍋に水をたっぷり入れて沸騰させます。
2.沸騰後、松ぼっくりを入れ、全体が水に浸かるようにします。
3.中火〜弱火で煮、松ぼっくりが触れ合わないようにします。
4.松ぼっくりが完全に閉じるまで煮ますが、10分を超えないようにしましょう。
5.その後、しっかりと乾燥させます。
沸騰処理には、100円ショップで手に入る使い捨てのアルミ鍋が適しています。
松ヤニは鍋に残りやすく、臭いや色、べたつきが問題になることも。
そのため、特にIHを使用する場合は、専用の安価な鍋を準備すると良いでしょう。
沸騰させると、松ヤニの強い香りが広がるので、しっかりと換気をすることが大切です。
松ぼっくりの冷凍方法
松ぼっくりの手軽な対処法をお探しなら、冷凍が最適です!
少々時間は要しますが、必要なのは密封袋と冷凍庫のみ。
準備物:
冷凍する手順:
1.松ぼっくりの表面の水分をきれいに拭き取ります。
2.密封できる袋に松ぼっくりを入れ、空気を抜いてしっかりと密封します。
3.冷凍庫で袋ごと冷凍します。
4.最低でも1週間は冷凍状態に保ちます。
5.自然に解凍後、十分に乾燥させます。
冷凍する期間は、長ければ長いほど効果的です。
短期間では虫が休眠状態に留まり、解凍すると目覚めてしまう可能性があります。
徹底的に冷凍してください。
解凍後は、松ぼっくりが完全に乾燥するよう、良好な通気性を確保した場所で乾かすことが重要です。
電子レンジでの速攻処理
もし、さらに迅速に処理したい場合は、電子レンジを利用すると良いでしょう。
準備物:
電子レンジ処理の手順:
1.松ぼっくりの水分をよく拭き取ります。
2.紙袋に入れた松ぼっくりを電子レンジで20秒から1分加熱します。
3.加熱しすぎないよう注意してください。
4.加熱後、松ぼっくりが熱い状態になったら成功です。ただし、取り扱いには火傷に注意してください。
5.紙袋を開けて冷まし、完全に冷えたら乾燥させます。
電子レンジでの処理は手軽ですが、松ヤニが溶け出すことがあるので、袋内で加熱することが肝心です。
また、処理回数を重ねると電子レンジに匂いが残ることがあるので、少量での使用が推奨されます。
加熱し過ぎには注意し、処理後は十分に乾燥させることが重要です。
酢を使った松ぼっくりの処理方法
松ぼっくりについている虫を酢水で簡単に処理することができます。
ただし、松ぼっくりを酢を薄めたお湯に数回漬ける手間は覚悟する必要があります。
必要なもの :
- 松ぼっくり
- 60度以上のお湯
- 酢 1カップ
- バケツ
松ぼっくりの酢水処理手順:
1.お湯をバケツにたっぷり用意し、60度以上を目安にします(難しい場合は常温の水でも可)
2.バケツに1カップの酢を加えてよく混ぜ合わせます
3.混ぜた水に松ぼっくりをゆっくりと沈め、浮いてしまう場合は重しを置く
4.30分から1時間放置、可能であれば途中で何回かかき混ぜる
5.松ぼっくりを取り出し、流水で酢を洗い流す
6.これを2~3回繰り返し、酢の臭いがなくなるまで洗い流す
7.風通しの良い場所で完全に乾燥させる
この方法なら、他の処理方法と比較して臭いが少ないですし、60度以上のお湯を使うことで酢の効果が高まります。
ただし、どの処理方法でも、表面だけでなく内部までしっかり乾燥させることが重要です。
工作物を長持ちさせるためにも、風通しの良い場所で3~4日かけて十分に乾燥させてください。
松ぼっくりが完全に開いて乾燥すれば処理は成功です。
松ぼっくり処理の際のポイント
・煮沸や電子レンジでの処理は、強い臭いが出る可能性があるため、換気を徹底しましょう。
・長時間の煮沸は松ぼっくりを傷める原因になり得ます。
・電子レンジでの加熱は、過熱による爆発のリスクがあるため注意が必要です。
・内部まで完全に乾燥させます。乾燥期間は最低3日間を目安にしましょう。
アルコールによる松ぼっくりの処理は可能か?
松ぼっくりに潜む虫をアルコールで対処する方法も考えられます。
しかし、表面にスプレーするだけでは、アルコールがすぐに蒸発してしまい、内部まで効果的に処理するのは難しいでしょう。
また、十分な量のアルコールに松ぼっくりを完全に浸すことができれば効果は期待できますが、そのための費用は無視できません。
従って、虫を徹底的に取り除きたい場合は、先に述べたような煮沸や冷凍処理の方が適していると言えます。
松ぼっくりの適切な保存方法
処理後の松ぼっくりをすぐに使用せずに保存する場合は、新聞紙で包んで箱に入れておくと良いでしょう。
乾燥剤を加えることでさらに保存状態を良くすることができます。
定期的に保存状態をチェックし、湿気が少ない場所での保存を心掛けましょう。
また、木工用ニスやカラースプレーを使用して着色し、保存する方法もあります。
まとめ
さまざまな松ぼっくりの処理方法を紹介しました。
どんぐりとは異なり、一年中見つけることができ、工作材料としても便利ですが、虫の存在が気になる場合があります。
ここで紹介した処理方法を用いて、松ぼっくりに潜む虫を効果的に駆除しましょう。
【また、松ぼっくりを集める最適な時期についても確認しておくと良いでしょう。↓】