唐揚げ、エビフライ、トンカツなど、お弁当にぴったりの選択肢が豊富にあります。
しかしながら、揚げ物を作るというのは、下準備から油での調理、そして後片付けまで、かなりの労力と時間を要する作業です。
それが少々面倒に感じられることもあるでしょう。
本来ならば、揚げたてのカリカリ感をお弁当で楽しみたいものですが、朝の準備ではそれが難しいことも多いです。
前日に作り置きしておくことができれば、どれほど楽になるか、とは思うのですが、作り置きの品質が気になりますよね。
私もかつて同じように感じたことがあり、調査した結果を共有したいと思います。
朝の忙しさの中で、お弁当用の揚げ物を準備するのは本当に一苦労です。
そこで、前日の夜に揚げ物を作り置きするという方法を試してみましたが、その後でその方法が適切だったかどうか気になり、調査を行いました。
このため、お弁当用の揚げ物に関して、以下のポイントを紹介します:
- 前日に揚げておいても問題ないか
- 前日や当日に揚げる際に美味しく保つコツ
- 揚げた後に冷凍した物をどう扱うか
これらの情報が役立つことを願っています。
お弁当の揚げ物を前日に作り置きするのは問題なし?
お弁当に添える揚げ物を前日に調理することは可能か、という疑問に対し、答えは・・・
はい、前日に調理しても問題ありません!
しかし、品質を保つためにいくつか気をつけるべき重要なポイントがあります。
前日に調理した揚げ物をお弁当に入れる際、風味の低下を避けたいものです。
た、作り置きに対する不安も理解できます。
そのため、品質を維持しつつ、安心して食べられるようにするための
- 保存方法の工夫
- 美味しさを保つのための注意点
を心がけましょう。 以下で、それぞれ詳細にご説明します。
保存方法の工夫
揚げ物の油は、空気と接触することで酸化し始め、味を損ねる原因になります。 この酸化を避けるためには、前日に揚げたものを
・空気に触れさせないように完全に密閉して保存する
・なるべく早く食べ切ることが望ましい
具体的には、揚げ物を冷ましてからラップで包み、タッパーや冷凍用袋に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保管してください。
冷凍の場合は、1週間以内に食べきるのが理想です。
劣化を防ぐための注意点
お弁当を作る際は、劣化のリスクも考慮する必要があります。 このリスクを最小限に抑えるためには、次のような対策が有効です。
・調理器具やお弁当箱を清潔に保つ
・作り置きしたおかずは再加熱せず、そのままお弁当に入れる
お弁当に前日の揚げ物を入れる際のポイント
清潔な条件で準備し、適切に保存した食材を半温状態で使用すると、傷みやすくなります。
保冷バッグや保冷剤を活用し、お弁当を冷たい状態で持ち運ぶことが重要です。
保冷剤をお弁当の上下に配置し、内部温度を10℃以下に保つことで、傷みにくくなり、食品の鮮度を保つことができます。
ご飯とおかずが完全に冷めた後、お弁当箱をしっかり閉じてください。
お弁当の揚げ物の美味しさを保つ方法
お弁当の揚げ物を前日または当日に美味しくする方法をご紹介します。 ここで扱うのは、
- 前日に揚げて、作り置きする方法
- 前日に下準備をして、当日に揚げる方法
これらの方法は、唐揚げ、エビフライ、トンカツの例を通して解説します。 まず、大人から子供まで幅広い支持を受ける唐揚げのコツから始めましょう!
唐揚げ
前日に揚げて作り置きする場合のコツ
通常、冷めると硬くなりがちな唐揚げも、下味にベーキングパウダーを加えることで、 肉の繊維が柔らかくなり、揚げたてのようなジューシーさを保つことができます。
鶏もも肉2枚に対しては、ベーキングパウダー小さじ1を目安にします。
保存方法については… 揚げたてを速やかに冷却した後、ラップで包み、密閉容器や冷凍用バッグに入れて冷蔵または冷凍保存します。
前日に下準備して当日に揚げる場合のコツ
肉を一口サイズにカットし、下味をつけた後、密閉できる袋に入れて冷蔵庫で一晩置いておくことで、味がより染み込み美味しくなります。
ただ、一晩を上限とし、長時間の漬け込みは避けてください。
漬け込み時間が長すぎると、肉が塩辛くなり、水分が失われてしまい、揚げるときに乾燥してしまう可能性があります。
【唐揚げをジューシーに揚げるコツはこちらを参考にしてください。↓】
エビフライとトンカツ
衣をつける作業は少し手間がかかりますが、美味しくするためのテクニックがあります!
前日に調理して作り置きする際のコツ
トンカツを作るときは、薄切りの肉を何枚か重ねて、厚みのある肉のようにすると、
冷めたときにも硬くなりにくく、ジューシーさを保つことができます。
この方法をぜひ試してみてください!
エビフライとトンカツを揚げた後は、キッチンペーパーを上からも当てて、余分な油をしっかり吸い取ることがポイントです。
油を取り除くことで、冷めた後も揚げ物特有のサクサク感を維持しやすくなります。
トンカツの保存方法:
・弁当用揚げ物のトンカツを前日に調理するコツとして、肉が外側は冷めているものの、内部はまだ熱を持っている場合があります。
・そのため、内部までしっかりと冷ますには、最低でも20分は置いた方が良いでしょう。
・その後、1枚ずつラップで包み、空気を抜いてから冷凍保存するのがベストです。
エビフライの保存方法:
・エビフライを調理した場合は、完全に冷ましてから、一尾ずつラップで包んでください。
・そして、これを空気を抜ける保存袋に入れ、冷凍保存します。
前日に下準備をして当日に調理する方法
前日の準備としては、
- 下味をつけて粉をまぶしておく
- パン粉までつけて、当日は揚げるだけ
という手順があります。
粉までの準備だと、当日は卵とパン粉をつける必要がありますが、 これは特に卵を使うことに不安がある人に推奨される方法です。
エビフライの準備と保存のコツ:
・エビフライをお弁当に用意する際、前日に行うべき下準備には特別な注意が必要です。
・エビに衣をつけた後、それが湿気てしまわないようにするためには、タッパーや他の容器の底にパン粉を少し敷いて、
・その上にエビフライを配置し、更にその上からパン粉を振りかけてからラップをして、冷蔵庫で保存する方法が推奨されます。
トンカツの準備と保存のコツ:
時間が経つにつれて、豚肉からは水分が出てきてしまい、これが原因で
・味が薄れること
・衣が湿気てしまい、サクサク感が失われることがあります。
そのため、衣をつけた状態での長期冷蔵は推奨されません。
衣をつけてすぐに消費しない場合は、冷凍保存が良いでしょう。
冷蔵と冷凍、どちらで保存するか?
食材の種類や季節によって最適な保存方法は異なりますが、以下の点を参考に選択してください。
美味しさを保ちたい場合、冷凍保存がより安心と言えます。 特に夏場は、冷凍保存が推奨されます。
冷凍していたお弁当用の揚げ物の取り扱い方法
冷凍されていた揚げ物を直接お弁当に加えることは可能かという疑問に対し、答えはイエスです!
ただし、ここで言う「冷凍揚げ物」とは、一度揚げて完全に火を通した後に冷凍されたものを指します。
この冷凍揚げ物をお弁当にそのまま加える場合、室温で自然に解凍され、昼食時にはちょうど良い状態で食べられるようになります。
一般的に、約20℃の室温で3時間ほどで解凍することができます。
特に暑い時期には、冷凍揚げ物が保冷材の役割を果たしてくれるので、非常に便利です。
ただし、揚げ物についた霜は解凍時に水分となってしまうので、前もって取り除くことが推奨されます。
自然解凍することで、電子レンジを使用する際に比べて加熱の回数が減り、揚げ物の衣のサクサク感が保たれやすくなるというメリットもあります。
まとめ
この記事の要点を整理しましょう。
- お弁当用の揚げ物は、前日に作り置きしても問題ありません。
- 前日に揚げた揚げ物は、空気との接触を避けてしっかりと密封して保存することが重要です。
- 作り置きしたおかずは、加熱せずにそのままお弁当に詰めましょう。
- 美味しさを保ち、傷みにくくするため、冷凍保存が推奨されます。
- 冷凍してある揚げ物を直接お弁当に加えることが可能です。
お弁当に入れる揚げ物に関しては、
- 前日に調理する方法
- 当日に下準備を行い調理する方法
どちらのアプローチも適切です。
ただし、美味しさを保つための工夫や傷むのを防ぐための注意点を忘れずに!
私自身、前日に調理した唐揚げをしっかり密封し冷蔵保存後、お弁当に詰めてみました。
結果、「美味しい!」と家族から好評でした。
家族の喜ぶ顔を見ると、お弁当作りの努力も報われますね。